ジェノベーゼならぬ、シソベーゼ。シソを育てて作ってみよう。

日々のごはん

パスタソースといえば、トマトやクリームなどいろいろありますが、「ジェノベーゼソース」も根強い人気がありますよね。

ジェノベーゼソースは、バジルの葉に松の実、オリーブオイル、チーズを混ぜてペースト状にしたもの。でも、生のバジルって意外と高い。

そこで今回は、身近な「シソの葉」で代用してみました。名付けてシソベーゼ」

【材料(目安)】
・シソの葉:30枚
・チーズ:大さじ2
・オリーブオイル:大さじ3
・塩こしょう:少々

※クルミや松の実など、お好みで加えてもOK。我が家は子どもがクルミNGなので今回はなし。私はアンチョビが好きなので、少しだけ加えています(苦手な方は抜いて大丈夫)。

この分量は、ぶっちゃけ  “ けっこう適当 ” で大丈夫。
チーズが好きならチーズ多めに。オイルはあとからでも足せますし、塩分も控えめにしておくとあとからお好みで調整できます。ナッツをたっぷり入れるともったりして、料理にからみやすくなります。

要は、

  • 「ソースっぽくなればOK」

  • 「保存が効くくらいの塩分ならOK」

あとは作りながら自分好みの味に近づけていって、「わが家の黄金比」を見つけていくのが楽しいかもしれません。

うちではミニミルサーでざっと砕き、仕上げはすり鉢で整えています。

最初から全部すり鉢でも良いかも……ただ、地味に手間ではあります(笑)。

シソは水分が多いので、水っぽくなってしまうことも。

こういう時こそナッツの出番ですね。加えると、ぐっとソースらしい“まとまり”が出ます。

【使い方いろいろ】

パスタにからめてもいいのですが、今回はお蕎麦にかけて “ 蕎麦ベーゼ ” に。
さっぱりしていて美味しいです。

ちなみに、今回は市販のシソで作りましたが、今年はベランダで育てたシソでチャレンジする予定です。

【手作りと市販品のコスト比較】

参考までに、市販のジェノベーゼソースやオリーブオイルの価格も調べてみました(すべて税込)

■ ジェノベーゼソース

  • キユーピー バジルソース(150g):¥527(1gあたり 約3.51円)

  • バリラ ペーストジェノベーゼ(190g):¥678(1gあたり 約3.57円)

  • 青の洞窟 ジェノベーゼ(56g):¥224(1gあたり 約4円)

■ オリーブオイル

  • 味の素 ピュアオリーブオイル(200g):¥710(1gあたり 約3.55円)

  • BOSCO ピュアオリーブオイル(456g):¥1,455(1gあたり 約3.19円)

こうして見ると、市販のバジルソースとオリーブオイルの価格差はあまりないように感じます。
これは、近年オイルそのものの価格が上がっていること、そして大手メーカーが大量生産によってコストを抑えているためかもしれません。

大容量のオイルを購入して、自家製ソースをまとめて作ると多少の節約にはなるかもしれませんが、価格だけを見ると「手作りの方が安い」とは言いにくいのが現実ですね。

【それでも手作りする理由】

では、なぜあえて作るのか?
その理由はこんなところにあります:

  • 食べ切れる量だけ作れる

  • 好みの味に調整できる(オイルや塩加減)

  • 新鮮だから風味がよい

  • ゴミが出にくい(瓶・プラスチックなど)

そして何より、「作る時間そのものが楽しい」
季節を感じながら、自分の手で食材を育てて、調理する――それ自体が豊かな時間です。

…ということで、私なりの結論としては、自作のバジルソースは節約にはさほど効果はないけれども季節の食べ物を楽しむ彩りとして楽しみながら作りたいもの、という答えがでました。

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