ベランダ発電の電力を何に使っているか

ライフラインについて考える

2023年11月末にジャクリのポータブル電源を購入。
2023年12月から、2024年8月現在まで約8ヶ月使用しました。

▼過去の電気代についてのエピソードはこちら
電気代について見直してみました その1 2023年のささやかな取り組み
電気代について見直してみました その2 2023~2024年の経過報告

今回は、貯めた電力を何に使っているかをご紹介します。

 

貯めた電力の使用先:①乾電池の充電
家中で使用する乾電池をすべて充電タイプに切り替えました。

 

併せて、充電器も購入。ソーラーパネルで貯めた電力を、小型の充電器で充電。この充電器は、単3・単4電池の両方を充電できます。

 

壁掛け時計、キッチンタイマー、湿度計、パソコンのキーボードとマウスなどに使っています。

ちなみに調べたところ、くり返し充電して使える電池はだいたい10回くらい充電して使うともとがとれるそうです。とてもサスティナブルなものですね。どうしてもっと早く導入しなかったのだろう…と思いますが、それもこれも、これまで電気代に無頓着だったのと、暮らしの中で小さなお金に無頓着だったからです。

ところで、すべてを充電用のものだけにすると、災害時にもしも電力が止まり、ソーラーバッテリーもなくなった時に困るので(太陽が降り注ぐ限りは大丈夫ですが)、災害用の予備として数本ずつ市販のものを保管しておくことにしました。

 

貯めた電力の使用先:②小型照明器具
小型の人感センサーライトを購入し、滞在時間の短い空間(洗面所・トイレ・玄関・廊下)をすべてソーラー発電の電力でまかなうことにしました。

丸型と横長タイプを数個購入。


横長タイプも丸型タイプも、マグネットシールが一緒に販売されているので壁などに取り付けて使用できるのですが、賃貸マンションのため我が家では押しピンで設置しています。トイレには横長のもの1個、丸型1個を取り付けています。

 

これがなかなかに、明るいです。人感センサーのため、扉をあけて入った瞬間に点灯します。センサー感知のため、トイレに長居すると消えるのでその時は手などを上げてまた点灯させます。丸型1個だと暗いので、丸型のみで使用する場合は2個あると良いです。我が家では横長のものを1個、丸型1個にしています。十分に明るいです。

どちらもUSB充電ができるので、ソーラーバッテリーから直接充電できる点も気に入っています。(乾電池を入れて点灯させるライトだと、まず乾電池を充電させる手間がかかります。)

 

玄関の天井に取り付けています。賃貸マンションのため、天井にマグネットバーを貼り付けるのはちょっと心配なので、クリアフォルダーを三角形にして、それを押しピン2個で天井から吊るし、その中にライトを入れています。数ヶ月使用していますが、ライトが軽量のため、落下の心配はありません。

 

廊下には数個の丸型ライトを設置。左が小型ライト、右がもともとマンションについているライトです。センサーライトの導入をきっかけに、既存のライトはほぼつけなくなりました。

 

洗面所には横長を取り付けています。ちょっと手を洗いに来た時、洗濯をする時などはこれで十分ですが、お化粧などじっくり鏡をみる必要があるときは洗面台のライトをたまにつけることもありますが、その場合も日当たりの良い部屋に移動しているので、実際はほとんどつけていません。

 

バスルームの入口にも丸型ライト。

 

シンク下やクローゼットなど、暗いところにも設置しています。これがとても明るくて便利です。

頻繁に付いたり消えたりをくり返すセンサーライトは、どのくらいの頻度で充電するかというと、これが意外にもちます。親子2人暮らしだからかもしれませんが、玄関は一ヶ月に一度したかなあ、というくらい滅多にしていません。一番よく充電するのはトイレと廊下で、次が洗面所。シンク下やクローゼットのライトは一ヶ月どころか、という感じでかなりもちます。

電力の持ちは、家族の人数や点灯頻度によって変わります。

 

貯めた電力の使用先:③電熱コンロ
ソーラーバッテリーを購入したタイミングで、電熱コンロを購入。ソーラー発電で湯沸かしをするようになりました。

 

毎朝、550ccのお湯をヤカンで沸かし、半分を朝のコーヒーに、残り半分は魔法瓶にいれて午後からのお茶に使用しています。

お湯をわかす以外には、お味噌汁を作っています。

保温性の高いステンレス鍋に、500ccのお湯とだし、具材をいれて100度に沸騰させます。沸騰後はすぐに電気をとめて放置。これで拍子切りした大根もほどよい硬さになっています。味噌の投入のタイミングにもこだわりがないので、最初にすべて入れておきます。

 

あとは、食べる直前にちょっとあたためるだけ。

ガスコンロにも電気コンロにも対応できる鍋がひとつあると便利ですね。もともと節約のためにソーラーバッテリーを購入しましたが、自宅で電力をわずかでも賄うことができれば、災害時にもとても助かると思います。

 

貯めた電力の使用先:④電子レンジ
貯めた電力を、電子レンジで使用しています。こちらは、冷凍ご飯の解凍。

 

72%の蓄電量が、3分の冷凍ご飯のあたためでどのくらいになるか。

 

72→69%、およそジャクリのポータブル電源の3%の熱量を使用しました。

参考までに、常温のお米(茶碗一杯)をほかほかにあたためる場合、電子レンジで1分ほど使用すると2%減りました。30~40秒でもいいかもしれません。

写真には撮っていませんが、先日電子レンジのオーブン機能でパンを粉から焼いたときを計測してみました。200度で約14分加熱したところ、57→41%になり、およそ16%の使用でした。

200度というイメージと、パンを焼くという行為から勝手に、ものすごくパワーを使うのではないかと想像していたのですが、思っていたより少ないなという印象でした。

 

貯めた電力の使用先:⑤バッテリー、スマホ、ゲーム機など小型機器へ
貯めた電力をスマホや子どもが使用するゲーム、スマホ、スマホのバッテリー、ワイヤレスイヤホン、電動ミルサー、ハンディファン、電動自転車など、ありとあらゆる充電できる小型機器にも使用しています。

 

 

 

以上が、ソーラーバッテリーで発電した電力の使用先です。発電量が季節によって増えたり減ったりするのと、ベランダに差し込む太陽光の角度や熱量に限りがあるので、1日で100%になることはありませんが、貯めた電力をちまちま使用することで明らかに節電効果がでています。

①~⑤の使用方法で発電した電気をほぼ使い切ってしまうのですが、これから秋にかけて発電量が最も増えていくので、1日に貯めた電力を使い切れないということが起こるかもしれません。その場合、テレビやネット用のコンセントもさしてみて、どのくらい使用するかを測ってみたいと思っています。9月から11月まではまだ使用したことがないので、楽しみでもあります。

 

次回の話題では、どのように発電しているか、これを使い始めたことで意識がどのように変化したかなどをまとめてみたいと思います。

私は購入するまでに、かなりの時間をかけて検討したので、どういったことを考えて調べたかなどもお伝えしたいと思います。

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