ホウキ生活 その2 

さもない手づくり

プラスチックの100円ホウキを使い続けて数ヶ月。次第にストレスが溜まってきました。

一番のストレスは 繊維がやや固い こと。そりゃあまあ、100円ですしね(笑)。しなりが悪いため、手に力が入り、長く使うと腕がつかれてくるように。330円ホウキ&ちりとりセット、ここで使用を断念。このプラスチックホウキはベランダ、庭掃除用に降格し、新たに植物繊維のホウキ買うことにしました。※ちりとりは継続して室内で使用します。

色々と悩んだ結果選んだのが、山崎産業の短柄・手編み 2,580円 のもの。

色々とほうきのリサーチをしていると高級なもの、おしゃれなものなどたくさんでてきます。手にとって重さを確認することができず、しかしネットショップでは重さまで表記してくれているところがほとんど無いので購入までにかなりの時間がかかりました。(身近に売っているところがないので困りました)

高いものだと1万円近くするほうきも存在します。良質な天然素材に加えて、卓越した職人が作ったと言われるほうき。ツインバードのサイクロン式縦型掃除機が5,480円で手に入るのに、ほうきがそれよりはるかに高いなんて不思議 ですね(笑)。

迷いに迷って、安すぎず高すぎずの2,000円台のものに決めました。

届いて手に取った最初の印象は、「ちょっと重たい…」でした。

それからやはり、前回同様、自分にとって使い勝手のよい角度ではないということ。

もともと、本体に対して持ち手はやや斜めについていますが、それでも私の身長や使う手の角度から考えると合わないのです。

 

…ということで、今回も葉先を自分好みの角度にカットします。黒マジックペンで印をつけました。

 

また、重さを減らすためにすこし透(す)いて分量を減らしました。

 

だいぶスッキリしましたが、まだ重さを感じるので、柄の端を少しノコギリでカット。

 

ちょっとした量かもしれませんが、これだけでもだいぶ軽くなります。

 

短くした柄の端に電動ドリルで穴をあけてひもを通して、カスタマイズ完了。総重量280gになりました。(もともとの重さを測るのを忘れていました…)

室内用ほうきも以前は1,000円台くらいで手に入っていましたが、今は2,000円台に。物価の値上がりを感じます。掃除機もそうですが、毎日のように使う生活道具は必需品であり、消耗品です。いつか消耗して使えなくなる、効果が落ちてくることを考えると、不必要に高価なものを買わなくてもよい と思いますが、なんとなく高価な職人ほうきのほうが掃除効果が高いような気がしてしまい、選択するのが難しくなってしまいます。

先日とあるユーチューブを聞いていたら、貧乏から破格の富裕層になられた方が「後悔している買い物」という質問で「100万超の洋服を買ったこと」と言われていました。

「買った時は嬉しかったんですが、でもやっぱり消耗品なんですよね」とのこと。物の値段は需要と供給で決まると言われていますが、安すぎるものは粗悪品なものが多く、高すぎるものは物の原価や販売コスト以外に必要以上の販売者メリットが上乗せされているとも言えます。

「コスパ」という言葉が耳慣れる時代になりましたが、価格に見合った物を選ぶ目が問われている 気がします。どれを買うべきかとリサーチしていた時、2,000円台のほうきよりも8,000円クラスのほうきのほうがなんとなくいい仕事をしてくれそうだとじわじわと洗脳されそうになったのですが、ゴミを吐き出すという機能が実現できることが最大の機能。まずは手頃なところからスタートすることに。

ほうきは電気代がかからない点が最大のメリット で、電気が発明されるまでは長期にわたって日本で使われていた生活道具です。これからしばらく天然素材のホウキ生活をしてみようと思います。

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