冷蔵庫の脱臭に、コーヒーの粉を活用!

ちいさな節約

「ちいさな節約」のカテゴリー通り、これまで数々のちいさな節約話を書き綴ってきました。

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・かいわれ大根&スプラウト
・ベビーリーフ&三つ葉

こうしてみると、ひとつひとつは本当に些細なもの なのですが、一つずつしっかり調べたり考えたり実験したりしながら自分の暮らしを見直していく中で、やはりやる前と後とで確実にちいさな成果を積み上げていて、その種類が増えるごとに無駄な支出を抑えることができていき、手元に残るお金がゆっくりと増えている のを実感しています。今回は、脱臭炭についてです。

暮らしの中の消耗品、日用品の支出を見直していく中で、以前から冷蔵庫の脱臭炭について他の代用品がないか を思い巡らせていました。

ある時、NHKのクールジャパンという番組を見ていたら、その解決策が見つかりました。その時のテーマは香り。海外では香水など、香りをつけることが多いのに対して日本は消臭の文化だと。番組の中でその時、冷蔵庫の脱臭炭を取り上げていました。炭の脱臭効果は古くから言われていますが、炭をそのまま置くと取替時期が分かりづらいので、揮発して無くなる炭の脱臭炭を開発したメーカーの苦労話が紹介されていました。わが家でも冷蔵庫の脱臭炭は固形のものが時期がくると無くなるタイプのものを長い間使っていたので、なるほど、そういうふうに開発されたのか~と感心しながら見ていたのですが、ある外国人が「自分の国ではコーヒーの粉を冷蔵庫に入れているよ」と言うのです。「なるほど、それだ!!」と。

揮発して無くなる脱臭炭は、次の購入時期がわかりやすくてとても良いのですが、無くなると冷蔵庫の臭いが心配になるので永遠に買い続けることになります。ナショナルブランドの製品は割高なので、類似の100円ショップの脱臭炭を買うようになったのですが、それでも数ヶ月後には揮発してなくなり、購入し続けることに。110円で数ヶ月持つわけだし、と思うのですが、冷蔵庫用、野菜室用などと売り手側もより多くの収益構造を攻めてくるので、数ヶ月に一度220円を買い続けるということが当たり前になっていきますね。(ちなみに、わが家の冷蔵庫は小さいので、野菜室用は買っておらず、冷蔵庫用のみ)

有効期限:効果は通常1~2.5ヶ月。わが家ではまさに、約2.5ヶ月に一度くらいで買い替えていました。一年で一体いくら、この脱臭炭を払い続けてきたかを一度考えてみます。


2.5ヶ月に一度購入しているとすると、年間で4.8個使用していることになるので、1個110円の場合は年間で528円。冷蔵庫用と野菜室用の2個を買っているご家庭では年間1,056円!!…これは…結構な金額ですね。3ヶ月に一度でも年間440円、2個買いなら880円です。

…ということで、その番組をみてから早速、ドリップコーヒー後の残りかすを天日で乾燥させるようになりました。

しっかり乾燥させたあとは牛乳パックに入れて冷蔵庫へ。一週間に一度の頻度で交換することにしました。

一週間後にカスを処分して、また新しくコーヒーかすを入れます。牛乳パックなら劣化してもそのまま捨てられると思ったのですが、冷蔵庫の中は湿気るのでビンのほうがよいかもしれないと思い、2024年からはビンに入れるようになりました。(蓋はつけずにそのまま置きます)

私はネットでコーヒーの粉を買っているのですが、おまけで香袋というのがいつもついてきます。これは下駄箱に入れていましたが、冷蔵庫でもコーヒーの粉が有効だというのは新しい発見でした。これまでならただ処分していたものに活用方法が見つかったこともうれしいです。

…ということで、2023年から完全に冷蔵庫の脱臭炭を買わなくなりました。せっかくなのでここから残りの人生で生涯いくらの節約になったかを試算しておきます(笑)。日本人女性の平均寿命87歳なので、残り約37年。物価の値上げや消費税は考慮しないとしても……なるほど。毎週毎週、コーヒーの粉乾かして冷蔵庫に入れかえるという手間を、生涯の脱臭炭を比較すると、脱臭炭を買いたくなる金額かも しれません(笑)。1~2.5ヶ月の間は、何もしなくてもただ脱臭炭がじわじわと揮発しながら消臭をしてくれているのですから、週に一度の手間と比べるとこんな楽なことはありませんね。それでも、こうやって自分なりに計算してみて、節約の肌感覚というのがわかってよかった なと思います。

それから、今までは脱臭炭も買いつつ、再利用できるコーヒーカスをただ無駄に捨てていたという話だとも言えます。今後はコーヒーカスのさらなる有効利用のほうをもっと考えていきたい なと思いました。

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