暮らしの中で何も考えずに購入しているものを、ひとつずつ見直しています。野菜については、再生できるものはベランダで少しずつ再生に着手し、収穫が始まりました。次に手を伸ばすなら、「もやし」かなと。
早速、スプラウトが作れるという「大豆もやし(姫大豆)」を買ってみました。
で送料が痛いですが、結果がよければ大量購入すればよいと考えてまず1袋買ってみることに。
もやし1袋40円ほどなので、
14袋分のもやしをこの1回で消費したことになるのか…我が家にとっては、週に1回もやしを買うとすると約3ヶ月分のもやしに相当するので、心して実験しなくては、です。
器に水を入れ、洗った大豆を一晩つけておきます。
翌日からは水なしの状態で、朝と夕に水に浸して水を切ります。
1週間ほどするとゆっくりもやしが育ってきました。
ただ、寒いせいか、根が出てくるものと出てこないものとで差があり、10日目をすぎても一向に出てこないものとに別れてしまいました。
長期間、水につけたり切ったりをくり返した結果、もやしが育つ前に大豆がふやけてだめになってしまいました。
1月のもやし育成は時期的にだめだったのかもしれません。
535円…3ヶ月分のもやしが消えました。いや、535円で学んだ、ということにしておきます。
もっと確実な方法がないかと考え、次に緑豆もやしを育ててみました。
鳩のエサ、としても売られている緑豆は、緑豆もやしが作れます。
一回にどのくらい作ればいいか分かりませんが、姫大豆が30mlだったので、なんとなく30gで作ってみます。
一晩しっかり水をつけたあとは、朝夕に水を入れてすぐに捨てる、をくり返します。
大豆同様、冬場は寒くてもやしの生育がやや遅いです。1月は10~14日くらいかけてようやくこのくらい育ちましたが、12月は温かい日が多く、7~10日ほどでよく育ちました。
葉が増えてきたので、今日から食べていきますが、同時に新しい緑豆も育成にかかります。
食べ始めるタイミングで次の種を育てていけば、だいたい月に3~4回 30gの緑豆を使う感じです。
30gの緑豆もやしは一度に食べるには多いので、3分割くらいにして、1回はお味噌汁の具に、1回はナムルに、1回は野菜炒めに使うといった感じで2~3日かけて食べています。
キッチンで育てているので、雑菌を殺す意味でも、調理前にしっかり洗い、必ず加熱調理をしています。
今日はシンプルに茹でて、
ざるにあげ、
薄口しょうゆ、ごま油、鶏ガラスープの粉末を少量かけ、
これで副菜がひとつ、できあがり。
市販のもやしも美味しいですが、緑豆もやしを育てるようになってから、もうもやしを買うことを辞めました。市販もやしより細いけど、こちらのほうが美味しいからです。
続いて別の日、野菜炒めを作ります。
・じゃがいも 細切りカット
・ピーマン 食べやすいサイズにカット
・緑豆もやし よく洗う
・玉ねぎ 繊維を横に切る形で輪切り
・豚バラ肉
※それぞれ適量用意します。
まず、油大さじ1くらい入れます。
私が使ったのは先日ブログで紹介した、自作の豚脂です。
▶自家製ラードのすすめ
豚バラ肉とじゃがいもを同時にいれ、中火で焼きます。
豚バラ肉の色が少し変化し、じゃがいもが少し透き通り始めたところで玉ねぎを入れます。
味付けは、醤油、塩コショウ、お酒です。この分量だと醤油とお酒は大さじ1~1.5くらいです。もう少し複雑な味にしたい場合は、オイスターソースを小さじ1、砂糖小さじ1をいれるなどアレンジしてください。
豚バラ肉がほぼ加熱しきった、またはあと1割くらいの加熱で食べても支障ないというところにきたらピーマンを入れます。玉ねぎもこの段階でほどよく焼けはじめている感じです。
※ピーマンは歯ごたえを残したいので、残りの加熱時間は2分くらいにしたいところです。柔らかいのがお好きな方は、もう少し早めに入れましょう。
最後の調理時間1分くらい、というところでもやしを入れます。
ほどよく炒めてできあがり。
いただきます🙏
それでは、緑豆もやしの原価について考えてみましょう。
この、送料が含まれているというのが残念なところです。緑豆を売っているお店が最寄りにあればもう少し安く手に入るんでしょうが、近場にこんなマニアックなものを売っている店が見当たりません。
30gずつ育てて使う分が、だいたい市販のもやし1袋分くらいかな、という感じなので、スーパーのもやし 1袋 40円(税込み)で試算してみます。
641円÷16回=40.0625円
………………。
市販もやしと一緒やないかーい!!
…という結論になりました。
今後の対策としては、
②より大量で安価に購入する。
③自分で緑豆を育てる。
①は、2駅くらい離れたところにあるホームセンターに一度問い合わせてみるなど、多少の努力をしてみましょう。
②ネットで調べたところ、楽天では、
が最安でした。
リットルと言われても…ですが、手持ちの緑豆100mlの重さを測ってみたところ、なんと約100gでした。となると、1Lは1000gなので、
1,782円÷33回分=54円
もやし1袋が54円になってしまうなら、絶対に1L単位で買ってはいけない。
おーい、500gで買ったときのほうが、安いやないか…。
もっと他にないのかとさらに調べてみたところ、アマゾンで3kg2242円送料込みを発見。
2,242円÷100回=22.42円!!
3kg買ってようやく、市販もやし40円よりも17.58円安くなるようです。
しかし、一ヶ月に食べる我が家のもやしは3~4回分で十分。となると、100回分を消費するには…
28.57ヶ月÷12=2.38ヶ月
つまり、3kgの緑豆を買ってしまったら、食べきるのに2年ちょっとかかってしまうことになります。
豆は種なので保存は効くけれど、できれば1年以内で育てて食べたいところです。
こうなると、次に考えられるのは…
③育てる。(笑)
…で、とりあえず1本、育ててみます。水耕栽培で。
ただ、1月で光量も少なく今とても寒いので、いんげん豆のように調子の良い結果になるかどうかはちょっと自信がありません。
とりあえず、春先から初夏くらいにベランダで育ててみようと思います。夏のベランダが酷暑すぎるので自信がないのですが、今年のやることリストに追加。
やっぱり、畑がある人がうらやましいですね。もやし用の豆を育てられるんですからね!
それから、40円のもやしを月3.5回買うとして、我が家の年間のもやし購入価格は…
40×3.5回×12ヶ月=1,680円
だと判りました。ひとつまた勉強できました。
よかったら緑豆もやし作り、皆さんもいかがですか。