緑豆もやしのナムル 豆は生き延びる力である

日々のごはん

緑豆もやし作りを始めて、約5ヶ月が経ちました。最近は春めいてきたせいか、もやしの成長スピードがぐんと上がってきています。

自家製もやしは節約になるか? 緑豆もやしの育成ライフ
▲以前紹介した緑豆のブログ

このところ、根っこが以前よりもよく伸びるようになりました。同じ30gの緑豆で育てても、冬場よりももやしのかさが明らかに増しています(笑)。

水に浸けて、よく洗います。

すると、緑豆の皮がたくさん取れます。

今日は、その中の3分の1ほどをナムルにしてみます。

まずは熱湯でさっと茹でて、

しっかり湯切り。

緑豆もやしのナムル
・薄口しょうゆ 少々
・鶏ガラスープ 1~2つまみ
・塩 少々
・ごま油 少々

なんてことのない簡単な料理ですが、シンプルだからこそ美味しく、いくらでも食べられます。

 

先日、知人と雑談をしていたときのこと。私が「緑豆もやしを育てている」と話すと、震災経験のあるその知人が、こんなことを言いました。

「それ、危機管理としてもすごくいい行動ね」

地震や災害で物流が止まり、食べ物が手に入らなくなるような状況でも、豆と水さえあれば、わずかな期間でも生き延びるための保存食になる――というのです。

局所的な災害なら数日待てば支援物資が届くかもしれません。でも、大規模災害となれば、あちこちの機能が麻痺してしまう。そんな中で、ロウソクやマッチがあること、新聞紙やナイロン袋、ラップがあることは、明かりやトイレの問題を少しでも軽減してくれる。

同じように、大豆があれば一晩水に浸してふやかすことで、かさを増して食べやすくなる。緑豆もやしは育つまで少し時間がかかるけれど、もやしにしなくても、水に浸しておけば膨らんで、十分食べることができる。

「豆は、生き延びるための保険になる」

それまで一度も考えたことのなかった視点でした。

――豆料理、少しずつレパートリーを増やしていこうかな、と思った2025年の春です。

 

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