味噌づくりに初挑戦!手作り味噌は本当にお得なのか。

日々のごはん

数年前から、小さな暮らしの改善をつみあげてきました。

若い頃は、宝くじに当たって人生が劇的に好転してほしい、と思っていましたが、年を経るにつれ、そんな調子のいいことは永遠に起きないと判ってきました。そう思えるまでに割と時間がかかった…(笑)

そうなると、自分でできることを日々積み上げるのみ。

500円の出費を450円に抑えることができたら、50円浮く。1000円の買い物が800円で済めば、200円が浮く。そうしてコツコツ積み上げた1500円で岩塩を削るためのミルを買う。スマホを格安スマホにして、ポイ活をして、水道代を節約して積み上げた15万円を元手にソーラーパネルを買う。土もたくさん買い、ベランダ菜園も開始しました。

発電で浮いた数万円、手作り野菜で浮いた野菜代、浮いたお金は次の道具やツールを買う…

こんなふうに時間をかけて、「未来で得をする買い物」をすることで、暮らしの中の小さな複利を積み増してきました。

今回は、コツコツ節約で浮いたコストを使って、味噌作りのためのホーロー鍋を買い、味噌作りに挑戦してみた話です。

自家製味噌作りスタートセット 
①野田琺瑯 ホワイトシリーズ ラウンドストッカー
直径18cm 4.5リットル 3,920 円(送料込み)
②大豆 1kg  北海道産 651円+送料650円 計1,301 円
③塩…手持ちの塩を使用
④乾燥米こうじ 950g 国産 100% 1,120 円(送料込み)
合計初期投資 5,040 円
初期投資…結構高いですね(笑)。塩以外のものを、楽天セールなどを利用して購入しました。
大豆やこうじは良いとして、ホーロー鍋。これが何年味噌作りをしたらようやくお買い得になるのか、計算が楽しみですが、まずは味噌を作ります。

使用した材料
①大豆 ………700g 1kg 1,3011円 × 0.7= 910.7 円
②塩…………350g 1kg 517円 × 0.35= 180.1 円
③米こうじ…800g 950g 1,120円 × (800÷950)= 1002.2 円
合計 2,093 円

700gの大豆を一晩、水につけます。

この味噌の分量は、味噌作りの本などを見るとかなりばらつきがあります。今回は初めての味噌作りなので、この味が気に入ればこれで来年も作るし、ちょっとな…と思ったら毎年改良を加えていく形になります。

最初に参考にするレシピ選びが重要な気もしますが、なにせ初めてなのでどれがいいかも分かりません。塩分のとりすぎを注意するため、できるだけ塩の使用量が控えめなレシピでトライしてみることにしました。

一晩つけると、こんな感じでふっくら。

水を切って、これから煮ていきます。

このホーロー鍋の良いところは、大豆を煮る鍋として使うこともできるし、そのまま味噌を漬け込んでおくための保存容器にもなるところ。1個で済むので物が増えなくていいですね。

びっくりするくらい灰汁がでてきました。

落としぶたをして柔らかくなるまで煮込みます。

途中で煮汁をすこし取りよけておきます。

次に、塩と米こうじを混ぜます。

煮込んだ大豆をすり鉢ですり潰します。これが結構めんどくさい…。

700gの大豆は膨らんでいるのでかなりの量です。つぶすのも疲れました。味噌作りのこの工程は、心と体力にゆとりがあるときにやったほうがいいですね。

米こうじと大豆、煮汁をまぜます。

我が家にある一番大きなボウルにすべての材料を入れることができないので、全分量を3~4等分くらいにわけて混ぜていきました。

大豆をつぶすのに疲れて後半は適当にやったので、粒の塊がそれなりに残っています。まあ…味噌汁に大豆が浮いててもいいか…(笑)。

おにぎりくらいの団子にしていきます。

これをホーロー鍋にぎゅうぎゅうに詰め込みました。

容器の重さを除いて、2837gでした。乾燥大豆と乾燥米こうじ、塩の分量の合計が1850gなので、水が1キロ=1リットルくらい追加で入ったことになるんでしょうか。豆を茹でたことでかなりの重さが増えたということですね。

ここから半年以上寝かしていきます。

それでは、最後に計算してみましょう。最終的に熟成されたらトータルの分量が変わると思いますが、ひとまずこの分量を維持して計算してみます。

我が家で毎日使っている味噌は、数種類を組み合わせていますが、メインでよく買うのが
マルコメ 丸の内タニタ食堂の減塩みそ 650g 462円(税込)

2837gの味噌の材料代 2,093円  →1g 0.738円
市販減塩みそ 650g 462円   →1g 0.108円

ちょっと比較の数字としてわかりづらいので、手作り味噌を650gにした場合、いくらなのかを計算してみます。

手作り味噌 0.738円×650g=479.7円
市販味噌 …………………………462円

あかんやん(笑)。

では、反省もふまえて、どうすればよかったのかをちゃんと考察してみます。
最初のスタートをもう一度確認してみましょう。

自家製味噌作りスタートセット 
①野田琺瑯 ホワイトシリーズ ラウンドストッカー
直径18cm 4.5リットル 3,920 円(送料込み)
②大豆 1kg  北海道産 651円+送料650 円 計1,301 円
③塩…手持ちの塩を使用
④乾燥米こうじ 950g 国産 100% 1,120 円(送料込み)
合計初期投資 5,040 円
↑答えは明快。材料の購入費用に送料が入っていることです。
ではこの送料を抜いた価格でもう一度、味噌の値段を出してみましょう。
使用した材料
①大豆 ………700g 500g463円(スーパーの価格)×1.4= 648.2 円
②塩…………350g 1kg 517円 × 0.35= 180.1円
③米こうじ…800g 300g321円(スーパーの価格)×2.67 = 857.07 円
合計 1685.37 円
今回製作した手作り味噌の1g価格 0.738円
市販減塩みそ        1g 0.108円
送料を抜いた手作り味噌の1g価格は……
2837g 1685.37円なので、1g 0.594円 ≒ 0.6円
市販の味噌650gに換算すると、390円!!!
差額は、462円(市販みそ)- 390円 = 72円
一人暮らしで毎日味噌汁を飲む場合の年間消費量は約7.3キロ(1日20g計算)と言われていますが、我が家では毎日親子ふたり分を計算してみたところ、18gでした。
年間にすると、18g×365日=6570g
つまり、650gの味噌をだいたい年間10箱買っているようなもの、と言えますね。
手作りの価格差が72円だとすると、72円×10箱=720円。
つまり、ネットショップなどで大豆や米こうじ、塩などを買わず、近場のスーパーなどで材料を調達して作れば、年間で720円の味噌コストを節約できる。
これを、ちょっと手軽なものがないからとネットで買い集めるとその配送料の分だけ割高になり、コスト面においては意味がないということになる。
今年1年はホーロー鍋代の3,920円を回収するどころか、あまり節約意味のないスタートをきってしまったようです。来年以後は、
3,920円÷720円=5.44444年
ホーロー鍋を5.4年使用すれば、ようやく手作り味噌で節約した分の鍋代が回収できることになるようです。このホーロー鍋も近くに売っているところがないから仕方なく送料込みで買いましたが、もし近場に雑貨屋や小間物屋などがあり、自分で持ち帰ることができれば5.4年もかからずに回収できたことでしょう。
こうして考えてると、私たちの暮らしはネットの普及でとても快適になった代わりに、身近な小売店が減り、送料をかけて物を手に入れる暮らしになってしまったんだなと。こうなると、良質な大豆や米こうじを扱っているスーパーが最寄りにあることがとても重要になってくるとも言えますね。
今度配送料もどんどん値上がりしていくと思うので、ネットで買い物するときは気をつけようと思いました。
今回味噌づくりから学んだこと
①安易にネットショップを利用しない。配達コストが上乗せされる。
→ネットのポイントに引っ張られず、ちゃんと足を動かして探すことも大事。
②良質なものを扱っている生活圏内のスーパーを普段から調べておく。
③できるだけ大量に作ることも大事。
とても勉強になりました!

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