これから夏に向けて、どんどん暑くなっていくベランダ。気温が上がると、土の水分がすぐに乾いてしまうのが心配になります。
去年はシソとネギだけを育てていたので、ベランダの乾燥にはあまり気を配っていませんでした。でも、今年はしっかりと野菜づくりに取り組むつもりなので、事前にちょっと対策をしておこうと思いました。
そこで登場するのが、「ワラ(藁)」です。
ほどよい長さにカットして……
キュウリの苗の根元に、ふんわりと敷いてみました。
いんげん豆は、冬のあいだに室内で水耕栽培してみたらうまくいったので、今年は土でもベランダで挑戦してみることにしました。
「ワラがあればなぁ」と思ったのですが、都会ではなかなか売っていません。近所では手に入らなかったので、ネットで探してみることに。すると、メルカリでワラを出品している方を発見! 300円で、メール便の封筒いっぱいに送ってもらいました。
ちょっと計算してみましょう。
-
販売価格 300円
-
メルカリの手数料 30円
-
送料(メール便) 210円
-
差し引き 約60円
封筒代を入れても、おそらく出品者さんの手元には50円前後が残るはず。
それでも、誰かにとってはいらないものが、別の誰かにはありがたいものになる。まさに——
捨てる神あれば拾う神あり
捨てる藁あれば拾う者あり
田舎で暮らしていた頃、ワラなんて山ほど見かけて、気に留めることもなかったのに。そんなワラを、大人になった今、まさかお金を出して買う日がくるとは思いませんでした。
もしお米を作っている方がいて、稲刈りのあとにたくさんのワラをお持ちでしたら……それ、資産ですよ(笑)。