ベランダで、ペットボトルで、大根を育ててみた。

ちいさな家庭菜園

私にとって2024年は、家庭菜園元年でした。

最初は手近な節約のため、かいわれ大根やスプラウトを種から育てて喜んでいましたが、そこからベビーリーフ、三つ葉に手を伸ばし、小松菜やほうれん草の根元を使って野菜の再生に挑戦したり、ペットボトルで青唐辛子を育ててみたり。

庭のない賃貸マンション暮らしでも、家庭の食料自給率を少しでもあげられないかと考え、自分にできそうなことから手を伸ばすうち、ベランダでもペットボトルで大根が育てられることを知りました。

プラスチック製品を暮らしから減らしたいという思いと、そもそも植木鉢も高いんだと気づいてからは、簡単になんでも買わなくなりました。

そうして、醤油や料理酒の入っていたペットボトルが植木鉢に最適 だと気づきました。

キャップ側ではなく、ボトルの底側を開けます。

キャップのあるほうを底にして、土の落下帽子のためにネットを入れます。

ネットの穴がやや広い印象があったので、不織布も入れておきます。お茶パックがそのまま使いやすいことに気づきました。

鉢底用のネットの上に不織布のお茶パックを入れました。

 

あとは、土を入れるだけ。

根っこが太陽に当たって焼けないように、アルミホイルを巻き、吊り下げるための穴を開けます。

※あとで気づきましたが、土を入れる前にアルミホイルで巻いてしまってからのほうが巻きやすかったです。

使った種は、ダイソーの早太り大根の種。

醤油や料理酒など、調味料の特大ボトルを消費し終わったら植木鉢にまわす、という形で植木鉢を少しずつ増やしていきました。

 

現在、ペットボトル植木鉢は8個。

収穫時期が一気にきても少人数家庭では食べきれないので、種まきを2週間くらい時期をずらして植えていきました。おかげで、右側から左に向かって成長差がうまくついてきました。

毎日、お米をあらったときの研ぎ汁を大きなボウルにいれて、ベランダの野菜たちにあげています。トップバッターの大根がゆっくりと太り始めてきました。

1本のミニ大根を仮に約200円とすると、
200円×8本=1,600円

種代 55円(ダイソー)
土代 1350円(20リットル)
55円+1350円=1,405円

1,600円の大根代-1,405円(初期投資)=195円(最初の年の価格メリット)

家庭菜園1年目はどれほど頑張って収穫をしても、最初の土代を回収する年、になってしまいます。

しかし、使い切った土をきちんと翌年のために再生させることができれば、その後は収穫を繰り返すことができるので、本当の節約の果実は2年目から確実に結んでいくことになるでしょう。

 

日々の節約道を通して感じるのは、物事には簡単な近道はないけれども、コツコツと地道なものを積み上げた先には、必ずそこに至るまでの知識や経験値が増し加わっていき、1年目より2年目、2年目より3年目、確実に暮らしの知恵が増えていき、知恵が増えるとともに暮らしは必ず豊かになっていくということ です。

そして、こういったことは、義務でも努力でもなく、ゲームや趣味、娯楽のひとつととらえて楽しみながら取り組めたらいい ですね。

2025年も、一つ一つ暮らしを見なおしてみようと思います。

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