「ちいさな暮らしの研究室」という副題を掲げてやってきた「たまごどん」ブログ。
スタートは2023年6月。
最近はほぼ「節約」の話題中心ですが、もともとはお金にまつわる話をたくさん書きたいと思って始めたものでした。
学んだことを発信して自分の学びの定着をさせようと思っていたのですが、学べば学ぶほど、こんな世界の片隅の小さなつぶやきをまとめる意味あるかな…という気になり、発信の気力が下がっていきました(笑)。
折しも2024年から新NISAがはじまり、日本でも一気に投資をスタートする人が増え、関連本もたくさん出版され、ユーチューブでもその話題がにぎわい、まあ、もういいか、と。
そんな私が久々にお金について書きます。
今回の話題は、お金の相談窓口、
についてです。↑クリックすると飛べます。
J-FLEC(ジェイフレック)は、正式名称「金融経済教育推進機構」と言い、「金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律」に基づき、2024年4月に設立された認可法人です。
……と漢字の多い小難しそうな説明はサイトでご覧いただくとして、簡単にまとめると、お金について一般人が相談できる窓口、です。
私たちが誰かにお金の相談をしたい、と思った時、あなたは誰に相談しますか。
家族、友人など身近な人、インフルエンサーや著述家など公的な情報発信をしている人などの意見を参考にするかもしれません。あるいは、銀行員、保険の営業マン、ショッピングモールなどでカウンターを設けてお金の相談をしているところ、などなど。
家族や友人・知人は自分の経験上でのアドバイスしかできませんし、本などから得られる情報も偏りがあり、自分の課題解決にドンピシャな情報を手に入れるには若干のハードルがある。そんな時に頼りがちなのが、銀行員、保険の営業マン、無料相談のFP(ファイナンシャルプランナー)さんということになってしまいます。
しかし、親切そうに接してくださる銀行員・保険の営業マン・無料相談のFPさんにはそうするだけの事情があります。自分が親切にする見返りとして、おすすめする金融商品を買って欲しい、保険に入って欲しい、など。
そのため、気をつけないといけないのは、「無料」「お得」「親切」「お手軽」にひっかからないということです。
誰かが自分のために時間を使って関わってくださる場合、家族や友人以外でそんなことを無償でしてくれる親切な人はいませんから、こちらが受け取るメリットに対してしっかり対価を受け取ってくださる方を信頼したほうがいい、というのが私は以前から思っていたことです。
そこで、自分が離婚後に最初に探したのが、有料で相談に載ってくださるFPさんでした。だいたい、1時間5000~1万円くらい(人による)が相場です。
まずお金についてプロの方に相談するとき、このくらいのコストがかかることを前提に組み立てておくと良いでしょう。
ジェイフレックの一般の方向けのページを見ると、
・金融について知りたい
・専門家等による講義を受けたい
・専門家に相談したい
など知りたい目的に合わせて情報をとれます。
その中の、「専門家に相談したい」をクリックすると、
・無料体験
・電話相談
・割引クーポン
などがあるので、無料体験申込フォームや電話番号で相談ができます。
さっき、「無料」「お得」「親切」「お手軽」にひっかかるなと言っておきながら、その要素が全部入っているじゃないかと言われそうですが、この相談窓口を経由して登場してくださるアドバイザーの方々は、一定の中立性をもっている選ばれた方々 なので、なにかおかしな金融商品を売りつけられるといったことはありません。
この J-FLEC (金融経済教育推進機構)は 金融広報中央委員会(事務局:日本銀行)、全国銀行協会、日本証券業協会が発起人となってスタートしている法人なので、信頼をして相談できます。
割引クーポンの自費以外分は国が負担してくれるので、例えば1時間7,000円の相談を2時間しても、自己負担が2,800円で済みます。まだまだこの相談窓口が一般的に周知されていないので、今ならすぐに相談に乗ってもらえると思います。
まずは認定アドバイザーを検索し、アドバイザーに連絡、割引クーポン・申し込みフォームを書いて相談にのぞみ、後日アンケートを書いて終了。
検索の際、自分の住む県で登録しておられるアドバイザーがまだまだ少ない場合は、東京など関東の方にオンラインを通じて相談してもよいと思います(関東の登録者が今のところ多いので)。自分の居住地と近い方を選べば、アドバイザーによっては訪問面談が可能な場合のあるので、直接会って細かい相談もできるでしょう。
……で、肝心の「お金の相談」について、そもそも自分は何を相談したらいいか、が分かっていない場合はどうしたらいいのか(笑)。
その場合のヒントになるのが、以前「お金のはなし」のブログで書いた、
お金について学ぼう ~マネープランクリニックを継続的に読む~
を参考にしてみてください。
お金の相談をするときに、全くなんの準備もなく相談をするのと、自分の家計状況を整理できた上で相談するのとでは、受け取るアドバイスが大きく変わってきます。
「未来が不安なんです」「子どもの学費が十分なのか心配で」といった漠然とした不安の相談をしたら、1時間はあっという間に消えてしまいます。
相談する前に、マネープランクリニックの相談者のように、「家計収支データ」がきちんと出ていると無駄な相談時間を省けます。
月の収入がいくらなのか、ボーナスがいくらなのか、家賃や食費、光熱費、通信費や小遣い、保険料などにいくらかかっているか、子どもが何人、貯蓄がいくら、など自分をとりまく条件とお金の整理をまずきちんとまとめておきます。
また、将来の年金がいくらなのか、退職金がいくら想定されるか、老後の住まい、家の修理コストの見込み、車の買い替え計画等、大きな出費や見込みなども整理できていると尚良いでしょう。
多くの方がこの現状把握と未来予測をできていないために「漠然とした不安」を抱えながら暮らしていると思います。言い換えれば、この人生のお金の可視化さえきちんとできていたら、大きな問題の大半が軽減されるとも言えます。
その中で、老後までにあといくら足りない、子どもの学費にあといくら必要、といったことが見えてくれば何にエネルギーを注げばよいかが明確になり、不安を抱えても世界は1ミリも変わらないならまず動こう、といった行動の動機づけができます。
死ぬ時に一番お金持ちになっても仕方ないし、使い切れないお金のために今をすり減らして働いてももったないし、逆に、足りない未来がわかっているのに今をのんびりやりすごしたらあとでつけが回ってきて後悔します。
大事なのは地震に備えて非常持ち出し袋を用意したり、備蓄用の水や食料を一定量保管しておくように、お金についてもある程度の未来予測を立て、計画性をもって未来に備えていくこと。
私はジェイフレックの回し者でもなんでもないですし、私が紹介したところで私には何のメリットも特にありませんが(笑)、自分が以前有償のFPさんに相談して人生をお金の視点から整理することができてとても良かったのでそれをおすすめしているだけです。
よかったら、J-FLEC ジェイフレックの相談窓口を活用してみてください。